7/14〜8/17 信濃館にて絵画展を開催いたします。

はじめての梅仕事〜しょっぱい梅もはちみつ漬けも漬け方がわかった!

6月は梅しごとの季節です。
おばあちゃんに教わった
はじめての梅しごとの様子をレポします!

 

梅しごととは?

「梅しごと」とは、生梅で自家製の梅干し、
梅シロップ、梅酒などを作る作業のことです。
だいたい、梅の実のなる毎年6月ごろに
梅しごとを行う方が多いと感じます。

 

梅干しを作りたい!どうしたらいいの?

梅干しと一言で言っても…

梅干しと一言で言っても、
塩で漬けるおなじみの梅干しや、
氷砂糖やはちみつで甘く漬けるもの、

塩漬けした後にザルで天日干しするもの、
逆に漬けたまま
少しずつ取り出して食べる梅漬け、

漬ける前に日に干して
完熟させてから漬けるもの、
赤紫蘇で赤くするものやしないものなど、

私は祖母から教えてもらいましたが、

梅干しのレシピは
もしかしたらご家庭の数だけあっても
おかしくないかもしれません。

 

今回、取り組んだ2種類の梅漬け

実家から大きい梅を2kg分けてもらい
2種類の梅漬けを作ってみました。

赤紫蘇を入れてしょっぱく漬けた梅漬けと、
はちみつで漬けたはちみつ漬けです。

漬ける作業としては3日ほどかかります。
休みの日や早朝、隙間時間などを
うまく作って取り組んでみましょう。

 

いざ梅漬け実践!

用意したもの

・青梅2㎏
・自然塩(粗塩)300g(→後日漬けあがった物を食べたらしょっぱかったです…半分くらいでもいいかと…)
・赤紫蘇2袋
・はちみつ750g
・焼酎100mlくらい
・陶器の深い鉢
・大きめのプラスチックのざる
・大きめのガラスの瓶2瓶
・ガラスの瓶に入るくらいの小皿2枚
・大きめの石(重しになるもの)

 

1日目

手順1、梅を水につける

梅を手に入れたら、
その日のうちに
ざっと洗ってたっぷりの水につけます。
1日そのまま静かにしておきます。

※この時に金属のザル、ボウルなどは
絶対に使わないでください。
梅しごとを通じて、
梅に金属を触れさせることは
厳禁です。

 

2日目

手順2、うに(梅のへた)を竹串で取る

水につけて1日経ったら、
ざるに上げてうに
(梅のへたのこと。長野県の方言だと思います。)
を竹串で優しくきれいに取ります。

 

手順3、塩で揉む

用意した大きい陶器の鉢で
うにをとった梅を塩で揉んでいきます。

手の腹で鉢に押し付けるように
押し揉んでいきましょう。

塩が梅全体にまんべんなくくっついて
鉢の底に残っていない状態まで
がんばります。

この時、気をつけないと
手の皮がむけることがあるので
手の腹で押して揉むことを
心に留めてください。

 

手順4、ガラス瓶に詰めていく

塩で押し揉みした梅を
ガラス瓶に詰めていきます。

今回は1kgずつ
2瓶に入れました。

入れたら
小皿を伏せて入れて
その上に重石を乗せましょう。
漬物石がない場合は、
ホームセンターなどで
重石が売っているので
それを使ってもいいかもしれません。

梅を入れた後のガラス瓶は
直射日光の当たらない
風通しのいいところに
置いておきます。

2日目の工程はここまです。
ガラス瓶の中で塩漬けした梅から
汁が出てくるまで、
1日1回瓶をゆすりながら待ちます。
もちろんゆする時には
小皿と重石を取り出しておきます。

3日目

手順5、赤紫蘇を塩で揉む

1日か2日待って、
ガラス瓶の中で梅の汁(梅酢といいます)
が出てきたら、次の作業に入ります。

スーパーで買ってきた赤紫蘇の葉っぱを
茎からもいでいきます。

全部もいだら
塩(分量外)で揉みます。

しんなりするまでの間に
塩漬けしていた梅を
梅酢と分けて
ガラス瓶の外に出しておきます。

しんなりしたら
水道の水で一旦、
赤紫蘇の汚れを流します。

次に、もう一度赤紫蘇を
塩(分量外)で揉んで
今度は取り出しておいた
梅酢と混ぜて、また揉みます。

ぎゅっと赤紫蘇を搾ります。

これで赤紫蘇の下処理は完了です。

 

手順6、梅と赤紫蘇を交互に詰めていく

梅1kgと赤紫蘇全部を
1つの瓶に詰めていきます。

梅、赤紫蘇、梅、赤紫蘇と、
ガラス瓶の中に交互に詰めていきます。

この時気をつけることは、
一番上にたっぷりの赤紫蘇を
蓋をするように詰められるだけ
残しておくことです。

全部入れ終わったら
小皿を乗せて
(重石は入れない)
元の日が当たらなくて
風通しのいい涼しい場所に
保存します。

手順7、はちみつ梅漬けの作り方

取り出して、残っている
梅1kgを器に入れた焼酎に潜らせながら
ガラス瓶に詰めていきます。

隙間のないように詰めたら
はちみつを注ぎ込みます。

小皿を伏せて入れたら
終わりです。

 

ここまでで全工程が終了です。
お疲れ様でした!
あとは日陰の
風通しの良い涼しい場所で
2ヶ月ほど熟成させたら
徐々に食べられるようになるそうです。

あと2ヶ月、
ワクワクしながら
待ちたいと思います。

 

梅しごとをしてみての感想

今回、
はじめての梅仕事で、
全工程を自分でやってみました。

感想を言うと、
とても楽しい時間でした!

祖母と少し怒られながら作業した時間も
楽しかったですし、

家の片隅に置いてある梅漬けの瓶を見るたびに
なにやらにやけてしまいます。

梅漬けはスーパーでも買えますが
昔からの梅漬けを
楽しみながら、
おばあちゃんやお母さんとおしゃべりしながら
未来に引き継いでいくのも
なかなか良いのではないでしょうか?

今回、反省点もあったので
また次回(来年もできるといいなあ)
反省を活かして
昔からの知恵を身につけていけたらと
思います。

ここまで読んでくださって
ありがとうございました!
あなたの素敵な梅しごとライフの
一助になれましたら
嬉しい限りです。